こんにちは。
23歳で新卒入社した会社をやめて、26歳までフリーターを続けていた春樹です。
フリーター期間が長くなると「20代ならまだ就活しなくても大丈夫かな…」と、楽観的に考える人もいますよね。
しかしフリーターでいることは、長い目でみればデメリットばかり・・・
正直なところ、手っ取り早く正社員になったほうがメリットが大きいのは間違いありません。
これはフリーターと正社員の両方を経験して、僕が感じた素直な思いです。
特に30歳をすぎてしまうと、同世代との実力差や給与も広がり、利用できる転職エージェントも限られます。
思い立って正社員になろうと思っても、すでに手遅れ…という可能性だってあるんです。
だからこそ、少しでもフリーターから正社員になろう思っているなら、就職活動は早めにやっておくべきです。
しかし「そうは言われても簡単には正社員になれない」「思い切ってフリーターをやめるのは不安」「実際には差なんてないでしょ?」といった人の気持ちもわかります。
そこで正社員になった後のメリットやデメリットなど、フリーターと正社員を両方経験した僕が、わかる限りの情報をまとめてみました。
今すぐにでも将来的にでも、正社員になろうという気持ちが少しでもあるなら、最後までチェックして損はありませんよ。
⇒ 正社員になれるのは若い時だけ? 就職活動の手助けをしてくれる就職支援サービスについて
フリーターから正社員になった時のデメリット4選
まずは正社員になった時のデメリットがどうなのか?
4個のデメリットをリストアップして、細かくまとめてみました。
デメリット01:勤務時間が長くなる
正社員はフルタイムで働くのが一般的であるため、自然と拘束時間は長くなります。
それだけにとどまらず、仕事にはこれまで以上の責任がともないます。
そのため、仕事を終わらせるのが難しくなるんです。
さらには自分の仕事だけでなく、アルバイトや派遣社員が終わらなかった仕事をおこなう場合もあります。
また経費削減という名目のため、少ない人数で仕事をまわした結果、残業時間が多くなることもあります。
このようにフリーター時代と比べれば、残業もふくめて勤務時間が長くなるということが増えます。
それが正社員というものなんです。
デメリット02:責任が重くなる
正社員になると、フリーターの頃にこなしていた仕事よりも難しい仕事。
もしくは、重要なポジションの仕事を任せられることが増えます。
しかしその一方で、アルバイトや派遣社員よりも責任感が重くなる・・・ということもあるんです。
またプレッシャーを感じる場面も増えます。
もちろん人によっては、これらが仕事のやりがいとなり、ヤル気のアップにつながるという人もいるでしょう。
ですが、そうでない人にとってはデメリットにもなり得るのです。
デメリット03:休みがとりにくい
正社員になると、どうしてもフリーター時代のように気ままには休みをとりにくいです。
特に長期休暇にかんしては、取得が難しく、2週間以上の休みをとるのは事実上不可能といっても過言ではありません。
また休みだと思っていても、繁忙期や納期前だと、急に仕事に変わってしまうこともあります。
さらには他の社員が出勤できない時に、休みのはずなのに代わりに出勤したり・・・
また有給ですら、申請が認められなかったり、自由に使わせてくれない会社も少なくありません。
そういった休暇における自由度では、フリーターより不利に感じる機会は多いとおもいます。
デメリット04:転勤や異動がある
職種にもよりますが、サラリーマンに転勤や異動はつきものです。
異動になれば職場の人が変わり、転勤で引っ越しとなれば、周りの環境に慣れる必要もあります。
こうなってしまうと生活も大変になり、一時的に体調をくずしたり、強いストレスを感じる場合もあります。
家族がいる人なら、単身赴任する可能性だってあるんです。
前述のように、正社員になることによるデメリットも、いくつかあるというのが事実です。
許容範囲内と思う方も、ありえないと思う方もいるでしょうが、現実はこんな感じってことです。
フリーターから正社員になるメリット6選
最初にデメリットを紹介しましたが、正社員になった時に考えられるメリットも、以下のようにたくさんあります。
メリット01:生活が安定する
正社員になると解雇されにくくなり、長く働けるというのが一般的です。
そのため、生活が安定して将来への心配が小さくなります。
また毎月一定のお給料をもらえる安心感もあります。
そのため貯蓄などが簡単になって、将来設計も考えやすくなるんです。
また生活が安定することで・・・
- 親離れして自立できる
- フリーター時代より自信がもてる
- 生活への不安がなくなる
といったメリットも感じられるでしょう。
さらには、病気やケガをした時なども正社員なら安心です。
休んでいる間も、傷病手当の制度により、給料の3分の2程度が支給されますからね 。
こういったことからも、正社員の生活はフリーターよりも圧倒的に安定しやすいといえます。
メリット02:収入が増える
正社員になると、収入が安定するだけでなく、フリーター時代よりもらえる収入が増えます。
若い頃はフリーターと変わりない収入でも、年齢をかさねるごとに収入差は大きくなりますよ。
代表的なものに昇給があります。
フリーター時代は10円単に刻みでしか増えなかった時給も、資格取得による手当や、昇進による大幅アップも期待できます。
そのために、仕事を頑張れるという人も多いのです。
さらに正社員なら、年に1~3回くらいのボーナスがもらえることも珍しくありません。
もちろん必ずもらえるとは限りませんが、給料の1ヶ月分や2ヶ月分などを支給してくれる会社は多いですよ。
このように、毎月の給料以外でまとまったお金がもらえるのは、正社員ならではのメリットですよ。
メリット03:年金をふくんだ社会保険料がオトクになる
フリーターであれば、健康保険や年金は全てが自腹です。
しかし正社員であれば、会社が社会保険料の半分を支払ってくれるので、自分の負担は少なくて済みます。
さらに将来的にもらえる年金も、フリーターがもらえる年金より圧倒的に多いんです。
理由は先ほども説明したとおりで、会社が半分を支払っていて、結果的に支払っている金額が多くなる為です。
このように正社員になることで、社会保険料はかなりオトクになりますよ。
メリット04:福利厚生が充実する
最近では、社員の生活の質向上のため、福利厚生に力をいれている会社は増えています。
- スポーツ施設の割引
- 娯楽施設の割引
- 社員食堂の利用
- 社宅の利用
- マッサージ
- 家事代行サービスの利用
こういったサービスは、会社選びのポイントにもなっています。
そのため、社員にとってメリットの多いサービスを用意しているというわけです。
メリット05:社会的な信用があがる
正社員だと安定した収入があり、社会的にも評価されている立場といえます。
そのためフリーター時代より、社会的な信用が上がって、たくさんのメリットを感じられるでしょう。
例えばクレジットカードも、社会的信用が上がるだけで作りやすくなります。
クレジットカードは、生活していくうえでの必需品なので、自由につくりやすいというのはメリットですよ。
また車や一軒家など、大きな支払いもローンが組みやすくなります。
フリーター時代は、そもそも銀行もお金を貸し出しませんし、借金はほとんど出来ません。
継続的な収入があるかわからないので、貸し出す方も不安がありますからね。
しかし正社員になれば、安定した収入もあり今後の収入アップにも期待がもてます。
だからローンが組みやすくなったり、クレジットカードが作りやすくなるというわけです。
さらに正社員になることで、社会的にも認められるので、フリーターでは反対されがちな結婚もしやすくなります。
やっぱり安定した収入というのは、社会的にも強力な武器ですからね。
結婚できれば子供をつくることもでき、思いえがいた人生設計に近づくかもしれませんよ。
メリット06:転職が有利になる
フリーターの経歴は、何の役にも立たないといわれますが、正社員時代の経歴はちがいます。
経験を積めば積むほど実務経験として、転職する場合に高く評価されるんです。
これらのアピールは、まったく別の職に転職したい場合にも役立ちます。
未経験からのスタートではあっても、前職で社会人として経験があるのとないのとでは大違いです。
社会人経験があれば、ビジネスマナーが身についていると、一定の評価をされますからね。
紹介してきたように、正社員になるとデメリットもあるけど、それ以上にメリットがたくさんあると分かったのではないでしょうか?
結局は正社員になるしかないの?
ここまでメリットとデメリットを紹介してきましたが、僕の結論は最初から同じです。
フリーターのままだとデメリットが大きい。そして正社員になった方がメリットが大きい。
つまり・・・結局は正社員になった方がいいってことです。
まぁ正社員は正社員で、「残業が多い」「休みがとりにくい」などのデメリットはあります。
こういったデメリット面ばかりに注目してしまうと、「フリーターのままでも良いかな~」と思うかもしれません。
ですが以下のように、デメリット以上のメリットがあるのは確かです。
- 社会的信用がアップする
- クビ(解雇)になりにくい
- 一定の給料がもらえるので生活が安定する
- 社会的信用があがってローンも組める
- 年金がもらえて将来が安心
- 周りからの評価があがる
もちろん上記のメリットが、確実に保証されるとは限りません。
会社を解雇されたり、給料や将来もらえる年金受給額が、今より下がる可能性はあるでしょう。
しかし、正社員になるだけで相当なメリットがあるのは見ての通りです。
スキルや経験のない人が正社員になれる理由は若さだけ
20代の人は実感がわかないかもしれませんが、30代になると就職するのは絶望的です。
僕のフリーター時代の先輩で、32歳の方がフリーターを卒業しようとしてましたが、実際かなり大変そうでした。
100社以上受けたけど、書類選考すらほとんど通らない・・・と嘆いてました。
学歴は大卒で仕事上では機転もきく、賢い人だったんですけどね。
卒業してからずっとフリーターだったことと、32歳という年齢が大きなマイナス評価につながっていたようです。
これが20代であれば、情熱やヤル気だけでも、まだまだ正社員として就職できる可能性があるんですけどね。
やっぱり年齢と職歴は、就活ではかなり不利な条件になってしまうようです・・・
ハッキリ言って、仕事のスキルや経験もない方が正社員になりたいなら、20代のうちに就活するしかありません。
もし30代になってしまうと、それだけで世間の目は変わり、就職も難しくなりますよ・・・
仮に30代になってなくても、28歳の人よりは25歳の人。25歳の人よりは22歳の人。
年をとった人よりは、若い人を選びたがるのが企業の常識です。
なぜならフリーターが持っている唯一の武器は、若さだけだからです。
また以下のような一見プラスに思えることがあっても、フリーター時代の経歴は役にたちません。
「しょせんはバイトでしょ?」と思われて終わるのがオチです。
- リーダー経験がある
- 責任ある仕事を任されていた
- 長年も同じところで働き続けた
もちろん30代でも就職が不可能なわけではありません。
しかし少しでも納得できる職場で働きたいなら、若い内から就職活動をしておいた方がメリットは大きいですよ。
とはいえ「20代でも30代でも大して変わらない」と感じている方もいるでしょう。
確かに、正社員とフリーターの差については、若い頃(特に10代~20代)は実感しにくいものです。
実際に、フリーター時代の自分と正社員の友人とで、時給換算なら自分のほうが収入が上だった時期もありますからね。
しかしその差は少しずつ大きくなり、50代になる頃には正社員と非正規社員の賃金格差は2倍以上に広がります。
その差に気づいて挽回しようと思っても、若い頃から正社員になっていた人との賃金格差は、ほぼ埋まることがありません。
しかも年金や退職金など、毎月の賃金以外でも差が広がる可能性すらあるんです。
これがフリーター(アルバイト、パート、派遣社員など)の現実です。
だから若さという武器がなくなる前に、正社員になって働いた方がいいんです。
ちなみに・・・
20代なら、ハタラクティブや
就職支援サービスとは名前のとおり、正社員として就職するための手伝いをしてくれるサービスです。
無料で利用できるものが多く、求人紹介や面接でのアドバイス、エントリーシートの書き方をしてくれるなど。
利用することで、一人での就活するよりも圧倒的に短時間で正社員になれるサービスです。
ただし就職支援サービスも、利用できるのはほとんどが20代までなので注意してくださいね。
もちろん登録して話を聞くだけといったこともできるので、興味のある方は登録しておいて損はありませんよ。
20代のフリーターや既卒に特化した ハタラクティブ
対象者 | 20代の東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県で就職希望の方 |
---|---|
実績 | 3人に2人が未経験からの就職、書類審査通過率90%以上、内定率80%以上、支援実績6万人以上 |
紹介する企業の特徴 | 未経験OK、人柄重視、実際に取材した企業のみ |
主な求人の職種 | 営業、エンジニア、企画、技術系、事務、サービス、販売など |
利用料 | 完全無料 |
ハタラクティブは、フリーターから正社員を目指す人に、もっとも選ばれているといっても過言ではありません。
利用者も多く実績も豊富で、不利な条件からでも正社員が目指せます。
これからのキャリアプランの相談にも乗ってもらえるので、心強いサービスですよ。
リクルートが運営している 就職Shop
対象者 | 18~30歳の既卒、フリーター、ニート、第二新卒の方 |
---|---|
実績 | 利用者数9.3万人以上、登録企業数7,560社以上 |
紹介する企業の特徴 | 求人の100%は取材した企業のみ。人柄や意欲を評価する企業を紹介。 |
主な求人の職種 | 営業、サービス・販売、ソフトウェア・ネットワーク、電気・機械、建築・土木、クリエイティブ、企画、事務、不動産、金融、メディカルなど |
利用料 | 完全無料 |
就職shopは大手のリクルートが運営する、フリーターや第二新卒に特化した就職支援サービスです。
なんと紹介してもらった求人は、書類選考なしで面接へすすめます。
そのため書類選考すら通過しないという経歴の人でも、有利に就活をおこなえる可能性があります。
30代からでも正社員を目指せる DYM就職
対象者 | 20~39歳の既卒、フリーター、第二新卒の方 |
---|---|
実績 | 就職率96%、就職成功者数5,000人、優良企業求人2,000社以上 |
紹介する企業の特徴 | 離職率が低く、第二新卒・既卒・フリーター・未経験歓迎企業を重視。上場企業や有名ベンチャー企業の求人もあり。 |
主な求人 | IT、不動産、システム、メーカー、人材、販売、飲食、広告など |
利用料 | 完全無料 |
DYM就職は30代でも利用できる、数少ない就職支援サービスです。
全国の主要都市に拠点があって、たくさんの優良求人をもっています。
しかも就職shopと同様に、書類選考なしで面接をうけることができます。
知名度はまだまだですが、利用できる人も多く、他でダメだった人にもオススメです。
まとめ
結論としては、その人の状況や環境にもよるので、「フリーターより正社員の方がいい」と、断言することはできません。
しかし、正社員という道をえらぶことで、収入が増えて生活が安定するというのは、やっぱり捨てがたいメリットです。
ただしフリーターから正社員になれるのは、将来性がある若いうちだけです。
年をとればとるほどに、フリーターから正社員になるのは明らかに難しくなります。
ですので繰り返しになりますが、少しでも正社員になる気があるなら、早めに行動しておいた方が絶対オトクです。
5年後や10年後に「あの時に正社員になっておけば良かった」と後悔しないためにも・・・
「今どうすべきか?何をすべきか?」は、しっかり考えておいた方がいいですよ。