こんにちは、春樹です。
派遣社員は時給が良くて、ラクな働き方でいいですよね。
しかし契約期間を更新して、そのまま続けていくことができるのか?と問われると、やっぱり不安になりますよね。
僕も以前は派遣社員で働いていたこともありました。
あなたが思っているように、時給がいいことがなにより魅力だと思っていたからです。
ですが契約期間終了となり職を失って、その後もなかなか就職できず貯金を切り崩して生活していました。
もし見つからなかったらどうしよう・・・と不安は増すばかりでした。
時給が高いのはボーナスや昇給、退職金がなく、交通費や住宅手当、家族手当などの福利厚生などもないためです。
また将来、結婚や子供ができたりすれば生活はきつくなってくることは想像でき、派遣社員はデメリットが多いのです。
安定した働き方をして給料をもらいたいなら、派遣社員を卒業して正社員として就職した方がオススメです。
あなたはそのままでいいのか?正社員になるべきか?
派遣社員のメリットとデメリットから、客観的にみていきましょう。
目次
派遣社員の3大メリット
その1:時給換算すると給料が高い
派遣社員は、正社員やアルバイトと違って派遣会社を通しての間接雇用になります。
なので福利厚生や事務的諸経費などが掛かりません。
またボーナスや交通費なども給料に含まれています。
さらには求人募集するための費用をいらないために、時給換算すると給料が高くなるのです。
その2:簡単に入社できて退職もしやすい
正社員と違って終身雇用ではありません。
一般的に3カ月・6カ月の契約期間で働くことになるので、企業側にとってもリスクを抑えることができます。
働いてもらって企業と求職者、双方の合意があれば契約期間を延長すればいいだけなので入社しやすくなります。
また契約期間が決まっているので退職もラクにできますよ。
その3:責任も軽いので気楽に働ける
派遣社員は、難しく仕事や厄介な仕事などがないため、責任が軽くなり気楽に働くことができます。
責任のある仕事をしていると、やりがいを感じる一方で人によっては、ストレスや病気になることをあります。
避けることで精神的にも楽になり長く働けて自分自身のペースで続けていくことができます。
派遣社員には紹介した3つのメリットがありますが、それ以上にデメリットが多いのです。
派遣社員のデメリット7選
その1:長期休暇で給料が激減する
派遣社員は時給制なので働いた分だけしか給料は出ません。
なので病気や怪我で休んだりすれば減額されます。
さらにはゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期休暇で激減されます。
月によって給料は増減するので、安定した給料とはいえないですよ。
その2:責任感のある仕事を任されにくい
長所では責任が軽くていいと紹介しました。
しかしやりがいを感じることができない方も多いと思います。
責任の軽い仕事では成長することも難しいですし、周りからの評価もされづらくなります。
間接雇用で、長く働いてもらえないことからも、責任感のある仕事を任されにくいのです。
スキルアップややりがいをなかなか感じづらいということも多いですね。
その3:退職金やボーナスがない
派遣社員は働いた時間の給料しかもらうことができないので、退職金やボーナスといった手当もありません。
長く働いても退職金がなく、夏や冬にボーナスがもらえるわけでもありません。
正社員と比較したら、このような退職金やボーナスがないことで給料の開きが大きくなってしまうのです。
時給が高いからといって、一定の給料だけでは嫌に感じてしまいますよね。
せっかく働くなら給料が多いに越したことはありません。
その4:福利厚生がつかない
福利厚生のなかでも、健康保険や厚生年金といった社会保険は、週に40時間以上働かないとつきません。
派遣社員のなかには、週3~4日だけ働く仕事も多いために、すべての仕事に福利厚生はつかないのです。
また2カ月以内の契約だとつかないので、自分で払う必要がでてきます。
さらには、住宅手当や家族手当や健康診断に費用などの福利厚生は自己負担になってしまいます。
生活していくうえで、必要なものなので痛い出費になることは間違いありませんね。
その5:交通費が支給されない
派遣社員は給料のなかに交通費が含まれています。
自宅から職場までが近ければいいですが、遠ければ出費がかさばることになります。
職場近くに住むにしても、家賃が高ければなかなか住めないから、おのずと離れた所に住むことになりますよね。
その6:短期間で解雇されやすい
自分が長く働きたいと思っていても契約期間があります。
延長するには契約期間で結果を残す必要があります。
結果を残して企業に「契約期間を延長したい」と思ってもらわなければいけません。
できないと短期間で終了となり、解雇されやすいことになります。
職場を短期間で転々と変えていくと、職歴が悪くなっていき就職が難しくなっていく恐れがでてきますよ。
その7:頑張りが評価されにくい
責任感が軽い仕事をすることで「出来て当たり前」とみられがちです。
なので仕事をしていても「頑張り」が評価されにくいことがあります。
評価されにくいことで、いつになっても同じポジションのままになりますからね。
認められたいなら派遣社員では厳しいといえますね。
紹介したように、派遣社員は給料が高くて気楽に働けますが、安定した生活ができるかと言われればそうではありません。
退職金やボーナスや交通費は出ない、福利厚生も充実していない、頑張っても評価されにくいのです。
契約期間があるので長くは働けずに、スキルアップも見込むことができません。
正社員と派遣社員では具体的にどのような違いがあるのか見てみましょう。
正社員 vs 派遣社員の比較表
正社員 | 派遣社員 | |
給料体系 | 月給制 | 時給制 |
通りやすさ | 2~3回の面接がある | 1回の面接で決まる |
責任感 | 重い | 軽い |
休暇を取ると | 給料はそのまま | 休んだ分だけ減額 |
退職金・ボーナス | 経験に応じて支給 | なし |
福利厚生 | 全て受けられる | 社会保険だけ加入(勤務時間による) |
交通費 | 支給される | 支給なし |
安定性 | 長期雇用 | 解雇されやすい |
評価 | 評価されやすい | 評価されにくい |
不安な派遣社員はオススメしない! 安定を求めるなら正社員になるべき
これまでみてきて、あなたは派遣社員にどういった印象を持ちましたか?
将来のことを考えると、不安と思った人も多いかと思います。
実際、派遣社員は時給が高いからなる人も多いです。
ですが時給が高いといっても、そこから福利厚生や交通費、家賃、健康診断その他もろもろ払っていくと手元に残るお金は思ったよりも少ないものです。
さらには月の給料で見ると、正社員よりも派遣社員のほうが高いですが、トータルで見ると退職金やボーナス、交通費や住宅手当などの諸手当がないぶん少なくなってしまいます。
病気や怪我で休めば、給料は減ってしまうので安易に休むこともできなくなります。
契約期間を延長したいと思ってもできないこともあります。
なぜなら延長するためには、企業に一定の評価をしてもらう必要があるからです。
仕事でどれだけの成果や実績を残すことができるかが重要になってくるのです。
契約期間中に結果が残せないと、また次の就業先を探さなくてはいけなくなり、その間の給料はなくいつ決まるかも不透明で不安が大きくなることもあります。
独身であれば自分の心配だけで済むかもしれませんが、結婚して子供が生まれ家族を養っていくとなれば厳しいですよね。
派遣社員では、将来が不安になることが多いためオススメできません。
なので安定する正社員になるべきだといえるのです。
僕も以前までは派遣社員で働いていました。
給料がいいし、残業も少なくプライベートが充実していてラクな働き方だなと思っていました。
しかし友人が正社員が働いていて年収を聞いた時に驚きがあります。
月収では友人よりも上回っていることもあったのですが、年収では2倍くらいの差があったのです。
いくら時給が高いからといっても、将来の保証もないことを含めて考えると、正社員になるべきだと決意しました。
ですが全員が、派遣社員よりも正社員になったほうがいいかといわれるとそうではありません。
例えば短期間で会社をやめる予定があったり、他業界にいくためのステップアップのためなどの目的があれば、派遣社員でもかまいません。
一度正社員になったら安定する一方で、辞めにくくもなりますからね。
だからこそ派遣社員か正社員で働くべきかを、今回の記事を参考に今一度考えてみてくださいね。
まとめ
派遣社員の一番の魅力はなんといっても時給の良さです。
アルバイトや契約社員、正社員と比べても月の給料は高くなることがあります。
また比較的簡単に入社・退職ができて、責任も軽いです。
ですが休んだら給料が出ない、責任ある仕事が任されないためにやりがいを感じづらい、昇給やボーナス、退職金がない、交通費や住宅手当などの福利厚生がないので自腹になります。
さらには頑張りが評価されにくいので、契約期間を延長できるかどうか難しいこともあります。
このように派遣社員としてずっと働いていくには難しい壁があるのです。
独身なら自分だけの心配で済みますが、結婚して子供ができたら不安は増すばかりになるのは想像できると思います。
将来も安定して働いていきたいなら、正社員になるべきだといえますね。