こんにちは、春樹です。
正社員の中には、月給制と日給月給制というものがあります。
日給月給制とは、既定の出勤日数はあるので毎月の給料が決まっています。
しかし、遅刻や早退、欠勤があると給料から天引きになってしまうので下がってしまうのです。
要するに、働いた日数分に応じて給料が支払われることになるのです。
一見、月給制の正社員と比べてしまうと、デメリットが多いように見れるのですが、メリットも少なからずあります。
僕は、月給制の正社員として働いていますが、「生活が安定さ」を考えると良かったなと感じます。
今回は、日給月給制のメリット・デメリットや、中にはブラック企業が存在する実態を紹介していきます。
もし、興味を持っているのなら今一度考えてみるためにも、記事を参考にしてみてくださいね。
目次
日給月給制の正社員にメリットはあるの?
まずは、メリットには何があるのか?
日給月給制のメリットをリストアップしてみました。
給料がアップすることもある
- 残業代
- 休日出勤
働いた分だけもらえるということは、忙しい時には残業が増えることになります。
一日8時間、週に40時間以上働くことで法律では支払われる義務が生じます。
また、通常の出勤日数で業務が終わらなければ、休日出勤になります。
休日出勤にも、割増しで支払われることになって、法定休日と法定外休日に分類されます。
法定休日は、1週間のうちに休日を1日、1か月に計算すると休日を4日以上にしなければいけないと法律で定めらている休日のこと。
一方で、法定外休日は法定休日以外の休みとなり、簡単なところで例を挙げると週休2日も該当することになります。
法定休日に出勤した場合は割増率35%、法定外休日は25%となり給料アップにつながりますよ。
休みが取れやすい
- 有給
- 長期休暇
日給月給制であれば、休みが取れやすくなるのです。
なぜなら、月給制だと休みであっても月の給料は固定されているために支払わないといけないので、会社側からすると損になります。
ですが、日給月給制であれば休んだ日は、無給になるので労働者が損するだけになります。
だから、有給や長期休暇は月給制の正社員と比べて取れやすくなるのです。
ただし会社が忙しい時は、休みが取れないこともあるので前もって取得申請できるかどうかの確認が必要ですよ。
日給月給制のデメリットとは?
日給月給制のメリットは大きく2つがあります。
「働きやすそう」だと思ったかもしれない日給月給制、反対にデメリットのほうが大きいかもしれません。
給料が一定ではない
- 休みの多い月や行事
- 病気やけが
- 遅刻や早退、欠勤
日給月給制は、ノーワーク・ノーペーの法則に基づいています。
これは、働いた日数、時間しか賃金を払う必要がない義務です。
つまり働いた日数分しか給料をもらうことができないのです。
給料が減る例として、休みの多い月や行事が重なった時があります。
さらには、お盆やゴールデンウィーク、年末年始の長期休暇があると、激減してしまいます。
ほかにも、けがや病気をすれば働けなくなり、治療費や入院費の出費になることも・・・
出勤日に遅刻や早退、欠勤をすれば、それだけ減額になります。
残業代が払ってもらえない
会社によっては、残業代も払ってもらえないこともあります。
前述のように一日8時間、週に40時間以上働かないと残業代を支払わなくてもいいのです。
会社が、残業代にならないようにうまく調整することもあります。
さらに悪質なのは、あきらかに残業になっているのにタダ働きされたりするブラック企業も多いのです…
ボーナスが下がる
ボーナスは、会社に対してどれだけ貢献したかで金額が決まってきます。
さらには、給料○か月分で決める会社も多いのです。
だからこそ、日給月給制だと下がってしまいますね。
アルバイトと正社員では正社員、正社員でも月給制のほうが多くもらうことができます。
福利厚生がつかないこともある
福利厚生のなかには、いろいろありますが比較的なじみのあるのが健康保険と厚生年金でしょう。
加入条件は、週に30時間以上の勤務や従業員501人以上の企業だと週に20時間以上の勤務です。
条件がクリアできない週があると、福利厚生がつかないこともあります。
つけると会社は、半分負担しなければならず嫌がることもあります。
日給月給制であれば、勤務日数の調整が比較的可能なのでつかないようにされてしまうのです・・・
日給月給制と月給制の正社員との違いとは?
前述でも少しだけ紹介してように日給月給制と月給制には違いがあります。
月給制は、遅刻や早退、欠勤をしても給料が変わることはありません。
ですが日給月給制だと、これらがあることで給料から引かれていくのです。
給料の計算として、日給計算となり働いた分だけの給料になります。
だから欠勤等をしなければ、月給制の正社員と同じ給料になるのです。
同じ正社員でも、給料の支払われ方に違いがあるので確かめておく必要がありますね。
日給月給制はブラック企業ばかりって本当?
求人を見て正社員と書いてあったから、就職したら月給制ではなくて日給月給制だったことを聞いたりします。
欠勤等をしなければ、月給制の正社員と同じ給料ですが、求人の中にはブラック企業もざらに存在しているのです。
- 福利厚生はない
- 残業が払ってもらえない
デメリットでも紹介しましたが、福利厚生がつかないことも多いのです。
会社が半分負担しなければならず、もったいないと思う企業も多いのです。
また、残業しても働いた時間にカウントせずに、残業代を払ってもらえないこともあります。
大企業や行政などは、正社員とかいていれば月給制で支払ってもらえます。
ですが、中小企業は少しでも人件費を削りたいから日給月給制を取り入れているのです。
職種で見ると、成績や業績によって決められる歩合制をとっている営業職や事務員なんかも多いです。
求人には、特に記載がなくて働いてみるとわかることが多いので、調べたり面接で確認しておく必要がありますね。
選ぶなら日給月給制よりも月給制の正社員
日給月給制のメリットとデメリットを紹介しましたがどうだったでしょうか?
給料がアップしたり休みが取れやすいメリットがありますが、それも時と場合によります。
正社員の一番の良さは「生活が安定すること」です。
ですので、月給制の正社員と比べてしまうと、不安定な生活になることは間違いありません。
年を重ねていって、けがや病気が多くになってしまうとさらに給料は激減されることは目に見えています。
将来のことを考えて選ぶと、月給制の正社員で就職したほうが良いってことになりますよ。